Instrument

楽器のご紹介

 

ゲロッケンシュピール Glockenspiel 

モーツァルトの歌劇「魔笛」の中で、パパゲーノが銀の鈴を鳴らす時に使われる楽器。モーツァルト時代に存在していたもののフランスでチェレスタが発明されると滅びてしまったもの。近年チェレスタではモーツァルトの意図した音が出せない事から復元されたもので、現在ではウィーン国立歌劇場・ウィーン国民歌劇場・チューリッヒ歌劇場他いくつかの歌劇場に常設されている。日本では今のところ、これ一台である。製作はスイスのバーゼルより少し南の町ドルナッハ(Dornach)にある工房でフロリアン・ゾンライトナー(FloiranSonnleitner)氏の手による。白鍵は牛骨・黒鍵は黒壇である。
 
チェンバロ Cembalo


主にバロック時代(ヴィヴァルディ・テレマン・バッハ・ヘンデル等)の通奏低音(チェロ等の低音楽器をバス音として和音を補強する)楽器として発達。ピアノの登場により急速に滅びてしまった。一時はバッハの曲等演奏するにもピアノで代用してきたが20世紀後半に興ったバロック・ブームで復活製作されるようになったもの。鍵盤はピアノとは白黒逆であるが、これはバロック当時貴婦人の指をきれいに見せるためと伝えらている。 

 
あるて室内管弦楽団
Arte Kammerorchester